お肌のケアは継続がとても大切です。スキンケアアイテムやサプリメント、効果的な食品。実は貧血対策にプラスこの食品で乾燥肌対策にも効果的という関連性があったりもします。そのような小さな知識の積み重ねと日頃使用しているスキンケアアイテムを思い切って置き換えてみるというのもいつもの生活パターンを変えずに効果を出すポイントです。小さな変化で大きな効果を得ることに少しでもお役に立てると嬉しいです。
肌の潤いを保つには3つの保湿因子が存在します。「皮脂膜」「天然保湿因子」「細胞間脂質」です。その中の細胞間脂質の50%以上を占めるのがセラミドです。
「肌のターンオーバー」とセラミドの密接な関係
ターンオーバーは古い皮膚が剥がれ落ち新しい皮膚へと入れ替わる作用のことです。ターンオーバーサイクルは20代では28周期、年齢を重ねるごとに長くなり50代では45周期になります。
セラミドはターンオーバーの過程で生成されて細胞間脂質の中へと放出されます。 セラミドが不足した細胞間脂質はスカスカになり肌のバリア機能が低下して肌の乾燥がしやすくなりシワもできやすくなってしまします。そのため、スキンケアやインナーケアでセラミドを補うことが大切になってきます。
セラミドは加齢で減っていくだけではありません。洗いすぎ(洗顔)や生活環境(エアコンなど)による肌の乾燥でも減ってしまします。
スキンケアによるセラミドに期待できる効果は、「バリア機能」を正常に保つことが期待でします。
バリア機能が崩れると、、、肌の角質層が乱れ乾燥や外部の刺激・異物の侵入から肌を守れずお肌の中の水分が蒸発してしまいます。外部刺激を受けやすくなるため、生理前や季節の変わり目に肌トラブルが出てしまうのも、このバリア機能が崩れる状態にあるからです。
肌がつっぱる、フケ、吹き出物。そして少し擦っただけでヒリヒリするなど思い当たった方はバリア機能が低下している状態です。
セラミド化粧品の選び方
セラミド配合と書いてあっても、成分の配合量が少ないものもあるのでパッケージを確認してチェックしましょう。成分の配合量は多い順に記載されるためどの位置にセラミドの記載があるかを確認して商品選びを行います。
「天然セラミド」や「ヒト型(バイオ)セラミド」が理想的です。
セラミドは塗ったからといって体内のセラミドが増えるわけではありません。
セラミドの持つ保湿効果(バリア機能)で乾燥や外部刺激から守るためにセラミド成分の配合されているスキンケア商品がオススメということになります。
「美肌を保つにはとにもかくにも保湿が大事」というのはこのセラミドの減少を防ぐということになりますね。
オススメの製品は花王キュレルやロート製薬ケアセラです。
ボディーソープの使用感はケアセラが好きです。乾燥していくら対策してもどうにもならなかったりする肌トラブルの時はキュレルのキュレル 潤浸保湿フェイスクリームがすごくオススメ、ボディーローションはポンプ式が便利なのでキュレルを使用しています。シャンプー・コンディショナーは、はじめ物足りなさを感じるかもしれませんが使い続けているうちに効果を実感できるようになります。キュレルのコンディショナーはギシギシせずとても良い使用感でした。
体内のセラミドを増やすにはどうすればいいの?
全身の肌セラミドを増やしたい!と思いますよね。それにはインナーケアも取り入れる必要があります。セラミドは1日0.6mg以上摂るといいとされています。
特にセラミドを豊富に含んでいるのが生芋こんにゃくです。
100gあたり0.76mgのセラミドを保有しています。セラミドを多く含む食品と生成を助ける栄養素を合わせて摂ると効率的です。
セラミドを多く含む食品
・生芋こんにゃく
・米
・ほうれん草
・麦類
・大豆製品
・きのこ類
・牛乳
食べ物の生成を助ける栄養素
・タンパク質
・ビタミン類
・脂肪酸(α-リノレン酸・EPA・DHA・オメガ3系脂肪酸)
セラミドを減らす食品
・マーガリン
・市販のドレッシング
・ラーメン
・インスタント食品
まとめ
豚肉・レバーなどのビタミンBはターンオーバーを促します。そして血行促進や抗酸化作用で知られるビタミンE、コラーゲン生成を促すビタミンC、そしてタンパク質では大豆製品に多く含まれる大豆イソフラボン。えごま油や亜麻仁油、青魚、牛乳。
私は、美しさを保つために必要な鉄分を摂取すること、女性ホルモンのエストロゲンと似た働きがある大豆イソフラボンなどをオススメしていますが、お肌に大切なセラミドを生成してくれる食品や栄養素と重複する部分が多くあります。
毎日が忙しくても手軽に実践できるように上手にサプリメントを活用したり、スキンケアアイテムをセラミド高配合のものに置き換えたりするのもいいですね^^